ガンプラが売れたのは

富野作品全般にヒットする条件がなく、とっつきにくかったんじゃないでしょうか。最初からずっと見てればだんだんと面白さがわかってくるけど、最初だけではよくわからなかったり、途中だけ見ても話がわかりにくかったり。その辺を、受ける絵柄やかっこいいロボットでカバーできていれば、視聴者もついてくるんでしょうけど、監督の「これはいける」というセンスというのがまた一般の好みともマニアの好みともちょっとずれているかもしれません。視聴者の方もじっくり作品をみるほどのゆとりがなくなってきているのかもしれません。ガンプラが売れたのは、放送当事に見ていた数少ない視聴者が、それ以前の物語とは異なる当事としての(!)リアリティに驚き、作品に嵌ったからです。低視聴率で打ち切られた作品であった為に見た人たちの口コミで噂が広がり、幻の名作扱いになりました。で、再放送時に人気が爆発した。
もう一つ、ガンプラの売れた理由として考えられるのは、作品内容がそれまでの物に比べて比較的高年齢層でも楽しめた事に狙いを定めたかどうかは知りませんが、それまでの所謂箱スケールモデルとは違う、統一スケールでの商品化と言う事でしょう。
小さな子供ではない、少し成長した子供たちを消費ターゲットとして、スケールの統一されたリアルな兵器っぽい作品群を展開し、ジオラマファンやミリタリーモデルファンも取り込んで行ったのです。

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